折り紙の作品紹介をするネビンさん

アハラン ワ サハラン!運営専門員の山田です。
5月22日、ヘリオポリスにあるカルチャーパレスのトレーニングセンターにて、文化指導者向け折り紙講座が行われました。この講座は、エジプトの文化団体カルチャーパレスから、日本文化の中でも特に興味深い折り紙をエジプトの文化活動に取り入れたい、とい要請があり、開催されることになりました。

会場にはルクソールをはじめとするエジプト全土から、文化活動に従事する40名の指導者たちが集まりました。
まずは国際交流基金のスタッフのネビンさんから、折り紙の歴史や特徴、基本的な折り方の説明の後、作品紹介。愛らしい動物から芸術的なオブジェまで、一枚の紙から様々に形を変えていく折り紙の可能性に、“ただの紙を使った子どもの遊び“程度に思っていたらしい参加者たちは、俄然興味がわいてきた様子。ネビンさん、つかみはバッチリです。

まずは折る、という行為に慣れてもらうために、『コップ』から。こちらはみなさん、すぐにおれて大満足。次に『シャツ』。きちんと襟ができるところに関心していました。
『鳥』では、くちばしをおる、という少し難しい技が入ってきましたが、参加者のみなさんは注意深くネビンさんの手元を見てまねて、こちらもクリア。
立体的に折り上げていく『箱』には少し苦戦にていましたが、一枚の紙から糊もはさみも使わずに立体ができていくおもしろさに気づいた様子です。
最後は『魚』。こちらも中折りや尾ひれを立体的に折りあげる技が出てきて、本日の講習のまとめになりました。ネビンさんから、折り紙は練習が大切、と次回までに説明書を参考に「やっこだこ」を作ってくる宿題が出されました。次回はこれを組み合わせてクス玉を作る予定です。
 角を合わせてきちんと折る、とか、立体的に折る、という行為は初めてだとなかなかできないものですが、今回の参加者の方々は男性も含めてみなさん、几帳面にきれいに折っていたので驚きました。エジプトの人は手先が器用なのですね。

熱心に折り紙を折る参加者のみなさん

講習中はみなさん無邪気に折り紙に集中していましたが、すでに頭の中ではそれぞれの活動の場でどういかしていこうかアイデアが浮かんでいる様子で、講座の後は折り紙を使ってどのように子供たちを遊ばせたらよいか、より芸術的な作品制作のためにはどんな資料があるか、などの質問がありました。この講座は3回のシリーズで、講座終了後、参加者たちの作品展をする予定です。

折り紙がこれからエジプト各地でどのように発展していくのか、とても楽しみです。

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