May 2011


日本語アドバイザーの村上です。

先月ヨルダンに出張したことはこのブログでもご報告していますが、そこで歌手を目指して活動中のステファニーさんに出会いました。

実は、ステファニーさんは音楽の才能に恵まれているだけでなく、日本語学習者でもあり、JAAJという日本語教室にも通っている親日家です。

海外の多くの日本語学習者と同じように、3月11日の大震災のニュースにステファニーさんは大きなショックを受けたということで、被災した日本へ向けて「Praying for you」という歌を作り、それをいろいろなところで歌いながら、日本への義捐金を集めてくれています。私も出張中にステファニーさんのチャリティコンサートに参加する機会がありました。

そのステファニーさんの歌ですが、二日ほど前にyoutubeで公開されましたので、今日は皆さんにもここでご紹介したいと思います。

歌詞は以下のとおりです。

Woke up in the morning
Barely got out of bed
Didn’t see the warnings
the day before so i went on ahead
couldn’t believe what my eyes have seen
Could this be true? it has all been whiped clean
Now i’m sitting here burried in worry
For your loss, i’m so sorry..

I don’t know anything at all
Can’t sit here doing nothing at all
Just waiting for you
To be safe again
Cause I believe in you
I’m Praying for you

Is there anything I can do
to help you get through
to help you stand on your feet again
But i’m far away and My heart is crying
cause someone out there is trying
someone is dying
Can’t say i’m fine, cause i’d be lying

I don’t know anything at all
Can’t sit here doing nothing at all
Just waiting for you
To be safe again
Cause I believe in you
Praying for you

Cause who knew
It would be like this
They’re waiting to be rescued
from all this mess
let’s pray together
hold our hands

pray together
Don’t be scared
pray together
hold my hand
it’s the least we can do
to help in saving you

YoutuTubeのページには歌詞の日本語訳もあります。

あさ めが さめて
やっと ベットを でれた
わるい しらせ など なかったから
いつもと おなじように すごしてた
めに うつる できごとが しんじられない
これは ほんとのこと? ぜんぶ ながされて しまった
いま ふあん を かかえ すわってる
あなたが いなくて とてもつらい

わたしには なんにも わからない
ただ すわってることも できない
あなたを まってるだけ
また ぶじに あえるのを
あなたを しんじている から
あなたのために いのる(I’m Praying for you)

わたしに できることは あるの?
あなたを たすけだすこと
もういちど あなたの そばに たつこと
でも わたしは とおい わたしの こころ は ないている
だれかが どこかで ひっしでたすけ
だれかは しんでいる
だいじょうぶとは いえない うそになるから

わたしには なんにも わからない
ただ すわっていることも できない
あなたを まってるだけ
また ぶじに あえるのを
あなたを しんじている から
あなたの ために いのる(I’m Praying for you)

だれが こうなると わかってた?
かれらは たすけられるのを まっている
このがれきの なかから
いっしょに いのろう
てを あわせ
ともに いのろう
おそれないで
ともに いのろう
てを あわせ
あなたを すくうために できるのは
それだけだから

涙が出そうになりますね。

ステファニーさん、そして、入場料が義捐金になる彼女のチャリティコンサートに来てくれた皆さん、日本人の一人として本当にありがたく思っています。ありがとう。

この人達の思いを無駄にしないためにも、私たちもがんばらなければなりませんね。日本を元の姿以上に復興させることこそが、ステファニーさんを始めとする皆さんの支援に対する、唯一の恩返しなのではないかと思います。

折り紙の作品紹介をするネビンさん

アハラン ワ サハラン!運営専門員の山田です。
5月22日、ヘリオポリスにあるカルチャーパレスのトレーニングセンターにて、文化指導者向け折り紙講座が行われました。この講座は、エジプトの文化団体カルチャーパレスから、日本文化の中でも特に興味深い折り紙をエジプトの文化活動に取り入れたい、とい要請があり、開催されることになりました。

会場にはルクソールをはじめとするエジプト全土から、文化活動に従事する40名の指導者たちが集まりました。
まずは国際交流基金のスタッフのネビンさんから、折り紙の歴史や特徴、基本的な折り方の説明の後、作品紹介。愛らしい動物から芸術的なオブジェまで、一枚の紙から様々に形を変えていく折り紙の可能性に、“ただの紙を使った子どもの遊び“程度に思っていたらしい参加者たちは、俄然興味がわいてきた様子。ネビンさん、つかみはバッチリです。

まずは折る、という行為に慣れてもらうために、『コップ』から。こちらはみなさん、すぐにおれて大満足。次に『シャツ』。きちんと襟ができるところに関心していました。
『鳥』では、くちばしをおる、という少し難しい技が入ってきましたが、参加者のみなさんは注意深くネビンさんの手元を見てまねて、こちらもクリア。
立体的に折り上げていく『箱』には少し苦戦にていましたが、一枚の紙から糊もはさみも使わずに立体ができていくおもしろさに気づいた様子です。
最後は『魚』。こちらも中折りや尾ひれを立体的に折りあげる技が出てきて、本日の講習のまとめになりました。ネビンさんから、折り紙は練習が大切、と次回までに説明書を参考に「やっこだこ」を作ってくる宿題が出されました。次回はこれを組み合わせてクス玉を作る予定です。
 角を合わせてきちんと折る、とか、立体的に折る、という行為は初めてだとなかなかできないものですが、今回の参加者の方々は男性も含めてみなさん、几帳面にきれいに折っていたので驚きました。エジプトの人は手先が器用なのですね。

熱心に折り紙を折る参加者のみなさん

講習中はみなさん無邪気に折り紙に集中していましたが、すでに頭の中ではそれぞれの活動の場でどういかしていこうかアイデアが浮かんでいる様子で、講座の後は折り紙を使ってどのように子供たちを遊ばせたらよいか、より芸術的な作品制作のためにはどんな資料があるか、などの質問がありました。この講座は3回のシリーズで、講座終了後、参加者たちの作品展をする予定です。

折り紙がこれからエジプト各地でどのように発展していくのか、とても楽しみです。

中東の日本語教育を支えてくださっている皆様。

いつもお世話になっております。
カイロは一度涼しくなったのですが、ここのところ30℃を超える日がまた続いています。
みなさんのお住まいの地域でも、そろそろ暑くなっているころでしょうか。


さて、皆さんの学生さんもインターネットで日本語を読むことが多いのではないかと思いますが、その時どんな辞書を使っているでしょうか。みなさんも「いい辞書を教えてください」と質問されることはありませんか?


電子辞書や紙の辞書も便利ですが、インターネットの資料を読むときは、もっと速く使える辞書があります。
私がおすすめしているのは、「Google Dictionary」というものです。
これはChromeというインターネット・ブラウザで使う辞書です。もちろん無料です。


この辞書をインストールすると、知らない言葉の上でマウスを二回カチカチッとクリックするだけで、その意味が表示されます。
いろいろな言語を調べることができて、私も英語の論文などを読むときによく使っています。
つまり、英英辞書としても使うことができるわけです。
使っているところの動画を見るのがいちばん分かりやすいと思いますので、ぜひ以下のビデオをご覧ください。



でも、中には英語がわからない学生さんもいるかもしれませんね。
その場合は「more」という文字をクリックしてみてください。
アラビア語や、トルコ語、ペルシア語、ヘブライ語などで見ることができますよ。
このGoogle Dictionaryをアラビア語などで使う方法は以下で見ることができます。



使い方がわからなかったら、どうぞご遠慮なくご質問ください。
皆さんの学生さんが、このような辞書を使って快適に日本語を勉強してくれることを願っております。

みなさん、こんにちは!

日本語アドバイザーの村上です。

先月、モロッコでのスピーチ大会の模様をご紹介しましたが、そこで日本語の司会をしていらしたのが、今回ご紹介するババアリまゆみ先生です。司会者の声の、本当にアナウンサーのような美しい日本語を覚えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

それでは、ババアリ先生からのメッセージをご覧ください。

現在、モロッコではJICAからの派遣の先生が多いですが、ババアリ先生のような現地在住の先生が増えてくれるといいですね!

 

 メルハバン!4月からカイロに赴任しました運営専門員の山田です。

カイロは4年前まで3年間住んでいた馴染みのある街、これからカイロの情報をたくさんお届けしたいと思います。

本日は、国際交流基金の共催で行われました演劇のレポートです。

「光の領分」のアラビア語版と日本語版 

 カイロのダウンタウン、路上にテーブルとイスを並べた路上カフェでカイロっ子やたちがシーシャをくゆらせているゴミゴミとした路地裏の一角に、

エジプト現代芸術に触れることができるスペース「タウンハウスギャラリー」があります。

その中にある小劇場ラワバットで5月15日の夜、津島佑子さんの短編集「光の領分」をもとにエジプト人演出家が演出した演劇が上演されました。

 ガレージを改装して作られたラワバットは、100名も入ればいっぱいになってしまう小劇場で、学生時代通いつめた下北沢や新宿の小劇場を思い出しました。

今回の演劇は、カイロにもいらしたことがある津島さんの短編集を、エジプトのメリットという出版社がカイロ大学文学部准教授アフメド・ファトヒ氏による

アラビア語翻訳で2000年に出版し、(国際交流基金は出版助成という形でお手伝いさせていただきました。)

その本を演出家のシェリフ・ハムディ氏が国際交流基金の図書館で見つけて作品にしたもの。

夫から一方的に離婚を突きつけられた女性が、日当たりだけはよいアパートで暮らしながら、これからの生き方を模索するというストーリーですが、

女性の心の揺れを繊細に描く原作を、アレキサンドリアの新進気鋭の演出家シェリフ・ハムディ氏はどう表現するのでしょうか?

熱演する女優さん

 シンプルなセットの中、ほとんど主人公の女性のモノローグという一人芝居で、原作のエッセンスは大切にしつつ、見事にエジプトの話に置き換えていました。

離婚はエジプトでも問題になっており、人々の関心も高いのです。観客は芝居好きのカイロの若者たち、日本文化に興味がある人々、日本語学習者、日本人留学生と様々で、

“離婚した女性の一人暮らし”という設定や一人芝居に戸惑いつつも、熱心に観劇していました。

  芝居の後は、翻訳されたアフメド・ファトヒ氏と演出家のシェリフ・ハムディ氏、脚本家のオサマ・アルハワーリー氏の討論会があり、アフメド氏からは原作者の紹介や小説についての解説、

演出家と脚本家からはこの原作を題材に選んだ理由や、エジプトの設定に置き換える際のポイント等のお話がありました。

 観客からもたくさんの質問が寄せられ、討論会は大いに盛り上がりました。会場からは日本文化についてもっと知りたいという要望も寄せられ、また、エジプトの若き演劇人たちは

題材として日本文化に熱い視線を注いでいること、演劇愛好家たちも国境を越えた新しいコンセプトやスタイルの作品に期待していることなどを知り、大変刺激になりました。


قدمت مؤسسة اليابان مكتب القاهرة بالتعاون مع فرقة “إضاءة”  السكندرية، عرض مسرحي قصير بعنوان “مساحة الضوء”، عن رواية شهيرة للكاتبة اليابانية المتميزة “يوكو تسوشيما” تحت نفس العنوان، وذلك بالأمس الأحد 15 مايو 2011، على مسرح ساحة روابط في وسط البلد. قام “أسامة الهواري” بتمصير النص وإعداده مسرحيا بالتعاون مع إسلام سلامة ومخرج المسرحية الاستاذ/ شريف حمدي.

هذا العرض هو أول مشروع ثقافي للمؤسسة يقوم على تحويل نص أدبي ياباني الى عرض درامي مصري للمسرح، والذي نجح نجاحا باهرا: فعلى الرغم من محدودية عدد الكراسي في ساحة روابط، فقد امتلأ المسرح بالمتفرجين وحضر العرض أكثر من مئة متفرج، استمتعوا به كثيرا، (ظهر ذلك جلياً في استطلاعات الرأي التي جمعت بعد العرض)، كذلك الحميمية والتفاعلية التي أظهرها الجمهور في الندوة التي أعقبت العرض.

 

استضافت المؤسسة في الندوة الأستاذ الدكتور/ أحمد فتحي – أستاذ مساعد اللغة اليابانية وآدابها بكلية الآداب جامعة القاهرة – والمخرج شريف حمدي ومعد النص المسرحي أسامة الهواري.

كان تفاعل الجمهور مع ضيوف الندوة كبيرا من خلال الكثير من الأسئلة التي انهالت على الضيوف وكذلك نائب مدير مؤسسة اليابان في نفس الوقت ..!

قدم د. أحمد فتحي معلومات قيمة عن الرواية – التي ترجمها من اليابانية الى العربية منذ عدة سنوات (دار ميربت للنشر) – وكيف أنه قابل كاتبة الرواية، كما تحدث عن تجربته في ترجمة النصوص الأدبية اليابانية, فأثرى الندوة بتقديمه للكثير من المعلومات عن كل من النصوص الأدبية وملامح الشخصية اليابانية. تحكي الرواية عن المشكلات التي تواجهها زوجة وأم لطفلة صغيرة في حياتها، بعد انفصال زوجها عنها وهروبه الى امرأة أخرى.

كما رد المخرج ومعد النص المسرحي على أسئلة الجمهور الخاصة بكيفية تمصير الرواية, وأن سبب اختيارهما لهذه الرواية هو معاصرة مشكلة البطلة والتي قد تواجه أية امرأة في عالمنا سواء في الماضي أو الحاضر، وأن مجتمعنا المصري مازال يستضعف المرأة ولا يتوقع منها أن تواجه أقدارها بقوة وشجاعة. علق الكثير من المشاركين في الندوة على نجاحهما الباهر في تمصير الرواية باقتدار وكذلك الأداء المتميز للممثلة، وأن رسالة المسرحية قد اتضحت بصورة أفضل بالمناقشات التي تلتها.

تتطلع مؤسسة اليابان الى مزيد من التعاون والبرامج الثقافية المشابهة بينها وبين المصريين، للوصول إلى تقارب أفضل بين الشعبين.

  

Egyptian drama performance based on Japanese literary

In cooperation with The Japan Foundation Cairo Office, the Alexandrian troupe “Ida’a” (Lighting) presented a short theatrical performance, titled: “Sphere of  Light”, based on a famous novel for the distinguished Japanese writer “Yuko Tsushima” with the same title. That was on Sunday 15th May 2011, at Rawabet Space, downtown.  Usama Elhawwari edited and egyptianized the text and dramatically prepared it for the theatre performance in cooperation with Islam Salama and the director of the play Mr. Shereef Hamdi.

This performance is the first cultural project of its kind for The Japan Foundation; based on converting a literary text into an Egyptian drama performance for the theatre, which had greatly succeeded.  Despite of the limited number of seats at the theatre Hall of Rawabet Space, it was full-house where more than 100 viewers attended the performance; who enjoyed it a lot, also the interactive participation in the colloquium followed the play.

For the colloquium, the Japan Foundation hosted Prof. Dr. Ahmad Fathi; Associate Professor of the Japanese Language at the Faculty of Arts, Cairo University, the director Shereef Hamdi, and the editor of the theatrical treatment for the script; Usama Elhawwari.

The interaction of the audience with the guests of the colloquium was immense, through lots of different questions to the hosts, as well as to the deputy director of the Japan Foundation…!

Dr. Ahmad Fathi presented valuable information about the novel, which he translated years ago (Merit Publishing Press) and talked about how he met the writer. He also talked about his experience in translating the Japanese literary texts, which enriched the colloquium  with flux of information either about the literary texts or the features of the Japanese character.

The novel is about a wife and mother of a young girl, and the problems she’s facing in her life after separated from her husband who fled to another woman.

                        

Moreover, both the director and the preparer of the theatrical script answered the questions of the audience concerning egyptianizing the novel and the reason for choosing that novel; the universality of the problem of the main character; it could face any woman in the world either in the past or in the present, and that the Egyptian society still deems weak the woman and doesn’t expect her to face her destiny courageously. Many of the viewers agreed on the great success in egyptianizing the novel and the distinguished performance of the actress, and that the message – moral – of the play had been greatly revealed in a better way, by the discussions afterwards.

The Japan Foundation is looking forward to more cooperation and to similar cultural programs with Egyptians to reach better approach between the two countries.

日本語アドバイザーの村上です。

国際交流基金からトルコのアンカラに派遣されている村木専門家によると、一昨日の5月10日にアンカラ大学で「第10回日本文化祭」というイベントが開かれたようです。

招待状を見ると、「アンカラ大学日本語日本文学科学生会」という組織が主催だったようです。

朝の十時半から午後五時までということですから、一日がかりのイベントですね。

こちらの写真が、アンカラ大学の皆さんです。

剣道の稽古着をきている二人の左となりにいるメグ・ライアンのような女性が、先日メッセージ動画をご紹介したアイシェヌール先生ですね。

いろいろなイベントが行われたようで、こちらは琴の演奏と茶道の実演を同時に行っているところです。

剣道の実演もあったようですね。

こういったイベントではすっかり定着した感のある「ソーラン節」も、もちろん披露されました。

おもしろいと思ったのが5分間の日本語講座。こんな修了証がもらえたそうです。

日本の被災者のための募金箱もあります。「いつでも一緒 負けるな 日本」と書いてありますね。

ありがたいことです。ちなみに、このブログでも震災直後にトルコから届いたメッセージをお知らせしたこともあります。

今回の写真はすべて村木専門家がアップロードしてくれたものです。

村木さん(右)のご了承のもと、こちらでご紹介いたしました。

Facebookでは、ヨルダンのタイムール先生からこんなコメントも付いています。

すばらしいイベントだったみたいですね。そこにいた人の笑顔を見てみんな大変楽しんでいたことが分かります。べニューはゴージャスで、また剣道の本格的な演舞もあったこと、すごいな~と思いました!挨拶表現を覚えて、ミニミニ修了証書をもらうアイデアは面白いと思います。参考させていただきます(=ぱくらせていただきます)。:D

それでは、アンカラ大学の皆様、お疲れ様でした!

来年もいいイベントができることを祈っています。

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