日本の皆さん、こんにちは。日本語アドバイザーの村上です。

ご存じのとおり、現在、エジプトはたいへんな日々を迎えております。しかし、エジプトがこれほど日本から注目されたのも、インターネット時代になってからは初めてのことではないかと思います。日本語学習者にとっては、多くの日本語教師がエジプトを去るという危機でもありますが、しかし同時に、インターネットで自分の意見を日本語で日本人に伝えることができるという、またとない機会でもあります。

そこで、私はFacebookの「JAPANESE SPEAKERS IN EGYPT」というグループでtwitterの#egyjpというハッシュタグを紹介し、「ここで書けば日本人に読んでもらえる」と伝えました。それに対して、以下のコメントをいただきました。本人のご希望により、ここに紹介します。

はじめまして。カイロ大学のローズです。あいにくtwitterの使い方わかりませんので、ここで私の意見を言わせていただきます。 エジプトのデモは最初に明確な目的持って、行われたと思います。日にちが経てば立つほどその目的が無くされてしまいました。目的は何であるかと言えば、エジプト市民「平凡な」市民達の生活水準を上げる目的でシュプレヒコールがあちこち上がりました。ムバラク政権は本当のエジプトから遮断されたとしか思っていない市民達が数えきれないほどいます。後、失業率は世界中率と比較すれば非常に高いです。無為である人々は少なくない一方何の資格もなくただコネで入社している人々は多くいます。したがって、ムバラク政権は30年間もしなかったことをなぜ今するかと政権に信用できなくなった若者たちがタハリール広場で集結しました。そこで「ムバラク政権打倒!」とか「去れ、去れ」などのシュプレヒコールが上がりました。ムバラク大統領に信用できなくなったデモの参加者はいくら大統領が演説で次期大統領選挙で不出馬の表明をしても不満を表明している傾向です。
しかし、私が思っているのは、彼が今の時期に退陣すれば、国は余計に混乱されてしまします。
要点は彼は、市民たちの要求に答えられるかどうかです。不満である人や、怒りに満ちているデモの参加者の気持ちはよくわかりますが、冷静に考える必要があります。
ムバラク大統領は政権総辞職をしたならば、きっと改革の道の最初の一歩を踏み出したのではないかと思います。要求に答える、そして改革のチャンスを’与えるべきだと思います。
私の拙い知識で思っているのは、大統領にデモ参加者の要求に答えられるなら、大統領本人を問わず、国のためにもう少し我慢して、これ以上野党側の勢力に従わないで、デモをしばらく収束するべきだと思います。そうじゃなければ、ムバラク大統領が市民の要求に答えられない上、緊迫である情勢が余計に混乱されてしまいます。

なお、ここに転載したのはあくまでもエジプト人の一意見であって、必ずしも国際交流基金がこの意見に賛同しているということを意味しません。「ムバラク大統領は来期も立候補すべき」「即刻辞任すべき」などの他の意見があれば、私が選ぶという手続きはいっさいなく、ここに紹介したいと思います。(ただし、エジプト人が日本語で書いていることがfacebookの履歴などによって明らかな場合のみです)

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